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観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

劇団四季ミュージカル「アラジン」【感想】

ミュージカル あ行

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2015年5月に電通四季劇場[海]で開幕した劇団四季ミュージカル「アラジン」。
先日ようやく観に行けました。
未だにチケットは半年先でないと中々取れない状況に有るらしい。
でも、観たら通いたくなるほど楽しいミュージカルだったので、リピーターが多いのも納得です。

アラン・メンケンの楽曲に乗せて、煌びやかに歌い踊るキャストさん達。
キラキラしたアラビアンな世界観は、やはり夢と魔法のディズニーだなと視界いっぱいに感じました。
無条件にハッピーエンドなお話はディズニー作品に限りますね!


※下記、ネタバレ注意※ 

簡単なあらすじ

砂漠に囲まれた神秘と魅惑の都アグラバー。
その下町にアラジンという青年が暮らしていた。
貧しい生活のために、市場で仲間たちと盗みを繰り返し、衛兵に追われる日々。
だが亡くなったばかりの母親を思い慕い、いつかは真っ当な人間になってみせると心に誓っている。

一方、アグラバー王国の王女ジャスミンは、王宮での生活を窮屈に感じていた。
王から結婚を急かされているが、法律に縛られ、「王子」の位にある人間としか結婚できない。聡明で自立心ある彼女には、それは耐えられないことだった。
自由になることを心から願う彼女は、とうとう王宮を抜け出し、街へと降りてしまった。
そんなアラジンとジャスミンが、多くの人々で賑わう市場で出会う。
もちろんアラジンは、ジャスミンが王女であることは知らない。互いに心通わせていく二人。

しかし、やがてアラジンは衛兵に捕らえられてしまう。ジャスミンは自らの身分を明かし、彼の解放を求めようとするが、それが許されるはずもなく、アラジンは剣で切り付けられそうになる。
そのとき一人の老人が駆け寄ってきた。老人は衛兵に賄賂を与え、アラジンを救う。命拾いしたが、なぜ見ず知らずの人間が自分を助けたのか理解できないアラジン。その問いに老人は、「君に頼みがある。"魔法の洞窟"に行ってほしい」と返した。悩んだ挙句、アラジンは頼まれ事を引き受ける。

実は、この老人こそ、アグラバーの乗っ取りをたくらむ邪悪な大臣ジャファーだった。
彼は、3つの願いが叶うという魔法のランプを手に入れ、王国を支配しようと考えていたが、そのランプは、"ダイヤの原石"と見込まれた者しか入ることができない"魔法の洞窟"にある。そこで、アラジンをそそのかし向かわせようとしたのだった。

だが、この企ては失敗し、結果、取りに向かったアラジンが、魔法のランプの精ジーニーの主人となる。
劇団四季HPより拝借)

 

メインなキャストの感想


ジーニー/道口瑞之
細身でイケオジなジーニー。でも喋って踊る姿はジーニーにしか見えない。
アドリブか?と思わせるほどの自然な表情やコミカルな動き、台詞回しは流石。
方言はジーニー役の方それぞれの出身地ごとに変えているようで、道口さんは茨城弁でした(親しみを感じる埼玉県民)
私は道口さんのジーニーしか見ていないのでどうのこうのは言えないのだけれど、みんなが知っているあのジーニーだ!と思えたし、そこに細身のイケオジ要素が加わって、側転なんかもしちゃうハリキリジーニーだったので、何だか可愛らしかったです。
チャーミングなイケオジーニー。
魔法の洞窟から抜け出すためにアラジンにけしかけられた時のジーニーが特に可愛らしかったです。
この日のお客さんは私含めて初見さんが多かったようで、「フレンド・ライク・ミー」では拍手喝采でした。
BW版の音源だけは聞いていたものの、実際目の前でやっているのを見るとやっぱり凄いです。ありゃ大変だ。

アラジン/厂原時也
厂原さんのプロフィールを見て驚いたんですけど、この方30代なんですね。
20代かと思って観ていた…と、いうくらいに見た目がとにかく少年っぽい。
可愛らしい顔をしている上、飛んで跳ねるやんちゃな姿が似合う。
それでいて純情で、好きな女の子にてんやわんやしている姿が微笑ましくなる厂原アラジン。
劇団四季に詳しい方に聞いた話によると元々はダンサーさんだったようで。
他の人よりも歌唱の方は弱かったんですけど、そこはダンスと芝居でカバーしているという感じでした。

ジャスミン/齋藤 舞
小さくて可愛いくて綺麗系な美人顔でくびれが羨ましくなる齋藤ジャスミン。
気の強い女性が好きなので、怒りながらぷりぷり歩いていく姿がとても可愛かったです。
あと、「僕を信じて」とアリ王子に扮したアラジンに言われた時のジャスミンの表情がアニメのジャスミンぽくて好き。
厂原さんのアラジンと身長があまり変わらなかったので、キスシーンが何だか可愛らしい組み合わせでした。

ジャファー/本城裕二
カーテンコールで見せてくれた笑顔で、なんだかもう実はジャファーってそんなに極悪でもないのかな?と思えてしまった本城ジャファー。
特出しているところはなく、無難という印象なのだけれど、ダークよりもコミカル向きな雰囲気だったと思います。
お子様も安心して見られるジャファー。みたいな?
にしても毎度思うのだけど、ジャスミンを鎖で繋ぐあのプレイはジャファーの趣味なのかな()

イアーゴ/酒井良太
ウザ可愛いくて悪ガキが滲み出まくっていたイアーゴ。
すぐ「殺しちゃえばいいじゃん!」なんて言う考えなしのイアーゴに対して、待てするジャファーは策士という感じ。
ニヤリと薄気味悪く笑ってみせたり、サイズ感と声と表情が面白かったです。
ダイヤの原石の下りが見せ場で、そこのバイオリン芸と伸びやかな歌声が印象的。
オウムというよりは道化師という感じ。

カシーム/松島勇気
兄貴肌なところとダンスは流石。小さくてなんか可愛らしいチョビ髭のカシーム。

オマール/町田兼一
体格が無駄に良いオマール。ちょいちょい胸筋に目が行って仕方がなかったです。

バブカック/白瀬英典
美声過ぎて困るバブカック。フォルムが可愛らしかったです。

 

感想


座席は2階の6列目くらい。
劇団四季の作品を観る時は大体このくらいがいつも観やすいなあと思います。
1階席の方がもちろん迫力はあるのだけれど、初見の時やお目当てが居ない時は、演出が全て視界に収まる2階席で観ることが多いです。

冒頭でも書いた通り、初っ端から群舞だったり衣装に縫い付けられたスパンコールがキラキラと輝いて、とにかく視界が楽しいこの作品。
特にジーニーの「フレンド・ライク・ミー」のナンバーでは、床などに仕掛けられた装置を使って様々な魔法が起こります。
舞台作品であんなに「おぉ…っ!」っていう歓声が上がる舞台も珍しい。
あと、曲の途中で「ご一緒に!」とレスポンスを求められる箇所があるのだけれど、私が観に行った回では私含めて初見さんが多かったので、反応なし。
リピーターが多い回だとレスポンスに対応出来る人とか居るんでしょうかね。
しかしこの曲、大体7分半くらいのナンバーなんですけど、それを歌いながら踊りながらって相当な運動量だと思うんですよ。
アンサンブルさんも含めてジーニー役の人は本当に大変だろうなと思います。
単純に凄い。

個人的にカシーム・オマール・バブカックがアラジンを助けに宮殿に乗り込む時の「ハイ・アドベンチャー」という曲が一番好き。
一番ディズニーっぽいのもあるし、コミカルで楽しくて、サビの三重奏が心地良い。

そしてこのお話、アラジンの願い、ジャスミンの願い、ジーニーの願い、ジャファーの願い…とそれぞれが求めている願いがあって、それを叶えるという一本筋の通った脚本になっているので見ているこちらとしてはシンプルで分かりやすかったです。
ジーニーが3つ目の願いで自由になる下りで、アラジンとジーニーの友情にジーンときてうっかり泣いちゃったりもして。
なんだろう、最近綺麗なものを見ると涙が出てくるから困る……歳かな(遠い目)

アニメをサラッと見て楽しんでいた程度なので母親の下りがカットされてるのもあり、全然気が付かなかったのだけれど、ジーニーの力を借りているとはいえ、自分自身の力で願いごとを2つも叶えてしまっているのだからアラジンって凄い。
そりゃあジャスミンも惚れちゃうよ!

それにしても、このお話の中でイアーゴだけ自分の願いを持っていない気がしたのだけれど、イアーゴが求めている願いってあったんだろうか。
あるとしたら、それは一体なんだったんだろう? 知りたかったなあ。

無条件に楽しい歌やダンス、ジーニーによる魔法の仕掛けたち。
そして圧倒的なハッピーエンド。
どんな人と観に行ってもきっと楽しいと感じられる、エンターテイメント性の高いミュージカルでした。楽しかったー!
また観に行きたいなぁ。

 

~おまけ~

 

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海劇場に来たら必ず食べる遊豚菜彩の黒豚丼。

赤だしの濃い味噌汁と、とろっとろの卵と豚が堪らないのだ。

 

ichiniisan.jp



BROADWAY’S NEW MUSICAL COMEDY アラジン

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