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観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」エルサレム・バージョン【感想】

ミュージカル さ行

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※Twitterに呟いたものをまとめて手を加えた記事になります。


「ジーザス・クライスト=スーパースター」エルサレム・バージョンを観劇。
キリストが十字架にかけられるまでの最後の七日間を描いたロック・オペラ。
前回のジャポネスク.verは予定合わず観られなかったので、念願の初JCSです。
やはりロイド・ウェバー氏の楽曲は素晴らしいですね。
オーバーチュアから引き込まれました。

 

簡単なあらすじ

 

ユダヤ王のヘロデが統治するローマ帝国領バレスチナ。
しかしその国の実権を握っていたのはローマの総督ピラトであり、更にエルサレムではユダヤ教の大司教カヤパとアンナスが権力を振るっていたため、民衆はその圧政に苦しんでいた。
そんな時代に大工の息子であるジーザスは、人々に新しい教えを説き、様々な奇跡を起こしたという。
その噂は、外国からの支配と国内での特権階級による重圧に苦しめられていた民衆の間にすぐさま広まる。
民衆達の誰もがジーザスの言葉に耳を傾け、その奇跡を信じ、彼こそが「救世主」「神の子」だと崇めた。

しかし、使徒の一人であるイスカリオテのユダだけは、自分にとってのジーザスが神の子ではなくただの人であることを知る唯一の人物だった。
ジーザスを愛するユダだったが、「全て御心のままに」と説く師の教えの真意も理解が出来なかった。
そしてジーザスが神ではないと露見した時、彼が民衆を惑わした存在として人々の怒りを買うことを心配した。
一方のジーザスはジーザスで、救いを求める人々の手を取っても自分が何も出来ない存在だということに悩み、苦しんでいた。そしてその苦しみに献身的に寄り添うマグダラのマリア。

取り返しのつかないことになる前に自分が彼をどうにかしなくてはと思い立ったユダは、祭司長達にジーザスを引き渡す約束を取り付けた。

 

作品の感想

この作品は聖書が頭の中に入っている前提の話なので、中々日本人には理解しにくい作品だよなあというのがまず第一印象。

それでも、岩と土と砂で彩られた傾斜強めの舞台と、そこで砂まみれになりながらただの人間であるジーザスが神として人々の上に立つ苦しみや、長い間ジーザスを近くで見てきたからこそ彼の愚行を必死に止めようとするユダの苦しみ、そして一心にジーザスを愛し、彼の理解者として傍に居るマリアの慈しみをロック調の音楽に乗せて叫び歌い上げる目の前の世界は、眺めているだけでも楽しいものでした。


お蔭様で観劇後、興奮が冷めない内に色々と作品について調べていたのですが、下記のサイトで分かりやすくこの作品の疑問を解説しているブログがあったので、リンクを貼っておきますね。この記事を書く上でもお世話になりました。

舞台はウィーン! ジーザス・クライスト・スーパースター解釈目次

 

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キャストの感想

芝ユダが「神よ、何故私を選んだのですか…!」って神に問うところはグッときました。
そして地獄に落ちた後の、あのノリノリ具合。最高かよ。
「気を悪くしないでくれぇ♪」の芝ユダは良い表情過ぎて癖になるし、ソウルガール達を見ながら腰を振るユダがスーパーエロいスターでした。
それから、冒頭で天に手を差し伸ばしてから自分の所へ戻す時の芝ユダの腕の感じもエロかったので、芝ユダは全体的にエロいんだと思います(何回言うんだ)


最後の晩餐でジーザスが預言して裏切ったユダが項垂れているところで、後ろの男達が静かに歌うの良いですね。あそこのシーンが一番好きです。


神永さんは、お顔が美しくて浮世離れしてる感じがジーザス感増し増しで、磔のシーンもまるで絵画のようでした。
神永ジーザスは、良い意味でも悪い意味でも最初は人間味を感じられませんでした。
けれど、後半の葛藤するシーンでちょいちょい表情が崩れ…そうかと思いきや、自我を内に引き込めて感情を殺してるのが見えたジーザスの感じに、最後は人間味を感じさせられた気がします。
お顔が美しい神永ジーザスなので、民や兵士達に持ち上げられて運ばれている時の表情がスンッとした顔をしていて、持ち上げられても表情ひとつ変えないジーザスの既視感は正にコップのフチ子(異論は認める)


ヘロデ王が「水をワインに変えてみろよクライスト!やーいやーい!」って煽ってもスンッて顔をして相手にしないジーザスに怒って「とっとと失せろッッ!!」とジーザスを蹴るヘロデ王のあの感じ、とても厨二感満載で良かったと思います。
北澤ヘロデ王様もお顔が麗しく、両脇に女性を抱えている姿が大変お似合いだったのだけれど、神永ジーザスの耽美な色気を携えたお顔と比べると小物感が出ていて中々面白かったです。
クラスの人気者はヘロデだけど、クラスで一番モテるのはジーザスみたいな。


そして最後、ジーザスが事切れた直後から暗転するまでのあの間、一体何秒くらい息を止めてるんでしょうかね…あれ……

 

次はジャポネスク・バージョンが観られたらいいなあと思いつつ、何度でも足を運びたい作品の一つになりました。

JCS最高。

 

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