観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

ミュージカル「エリザベート2015」【感想】

 

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初「東宝版エリザベート」を観劇してきました。
ミュージカルコンサートなどで楽曲だけは知っているものの、ストーリーを追うのは初めてだったのでワクワクしながらの観劇。
いつでも初めて見る作品に対する高揚感は忘れたくないものです。
 

簡単なあらすじ

死者の国にて。
アナキストであるルイジ・ルキーニは、エリザベートを暗殺した100年前の事件について尋問を受けていた。
ルキーニは「彼女は自らの意思で死を受け入れた」と答え、100年前の亡霊を呼び起こし、エリザベートの人生を語り始める。
 
時は遡り、19世紀末のウィーン。
自由な心を持つ17歳のシシィ(エリザベート)は王位継承権から無縁の立場であったため自由な生活を満喫していた。
ある日、木登りをしていたシシィは誤って木から滑り落ち、死の淵を彷徨い、誰もが彼女の「死」を見届けた。
シシィは黄泉の世界で、黄泉の帝王であるトートに出会う。
一目見てシシィに心を動かされたトートは、シシィに愛される為に彼女の命をシシィに返す。
その後、姉ヘレーネの見合い相手であった皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に見初められたシシィはフランツと結婚し、皇后となる。
自由な生活が終わり、規則に固められた生活。そして朽ちていく美貌。
そうした日々の出来事に絶望する度、トートが誘惑してくるがシシィはそれを頑なに否定する。そうしてトートによる災難や不幸な日々は続いた。
トートの望みは、エリザベートが心から自分を愛してくれることだった。
その日が来ることを静かに待ちながら、トートは息子であるルドルフにも接近する。
そうして10年の月日が経ち、ヨーロッパを放浪するエリザベートに運命の日が訪れる…。
 

個々の感想

エリザベート/蘭乃はな
初めましての蘭乃さんの歌は予想以上のアレで、「が頑張れ……!」って応援するしかなかった。2幕はちょっとマシだったのだけれど。どうしてこうなった。
というのも私が1回目に観た時の蘭はなさんは絶不調回だったらしく、2回目に観た時には結構安定していた(こちらの耳の慣れもあるのかもしれないが)。
感情的に歌うとブレてしまうみたいなので、こればっかりは練習していくしかないのだろうなあ頑張れ…!という気持ち。
しかし、「パパ!」と叫んで飛びつく17歳蘭乃シシィの可愛さは本物です。
少女という言葉がぴったりの可憐さでした。
 
トート/井上芳雄
井上芳雄さんのトートは少年のような愛らしさと無邪気さを持ったかのように表情豊かなトートなのに、時折見せつけられる色気でこの登場人物が異物な者と気付かされて、何だかこの世の者とあちらの者の狭間に居るような印象のトートだった。 
人間にでもなりたいのか、シシィに出て行けと指示された時には紳士のように一礼してから去ってみたり、色々と感情表現が豊か。
コロコロ表情が変わるのでとにかく可愛いのだけれど、時折ブワアアアアっと何やらよく分からない色気に包まれているから良くない。
子ルドが「勇気試しに猫を撃ったんだ」って言った時に「なんだって?!」ってびっくりする顔する井上トートは可愛いし、猫みたいにフフンて顔をして子ルドを見守る井上トートも可愛さしかない。
子ルドから受け取った拳銃に愛おしそうに軽く口付けする井上トートが官能的で何だかよくわからないアドレナリンが出た。
総括して「かわいい」。
 
トート/城田優
城田トートは良い意味で気持ち悪いトートだなと。
興味を惹くものにはとりあえず構ってみるスタイルなのかと思わせるような気まぐれさと、人間の遊びにちょっかいを出して暇潰しでもしているかのような優雅さがあった。
とても人外っぽかった。ピストル構える姿が似合い過ぎです。
途中から城田トートが両刀のイケオネェにしか見えなかったのは、歩き方のせいだと思う。
腰をくねくねさせながら舌舐めずりして前に歩いてくる姿は正にパリコレ。
 
フランツ・ヨーゼフ/佐藤隆紀
佐藤フランツは体格も相まって皇帝っぽくて熊さん体型なのが一層かわいい。
シシィの事を考えて一心に優しい愛を注ぐ健気なフランツって感じだったので、とにかくフランツが愛おしくて可哀想で仕方なかった。
シシィが刺される最後までシシィに手を差し伸べていた佐藤フランツ。
普通に佐藤フランツがいい人過ぎて、シシィお願いだからフランツを幸せにしてあげて……!と心から思いたくなるフランツだった。
そしていつ聴いても良いテノール……。
 
フランツ・ヨーゼフ/田代万里生
田代フランツは初め、マリオネットかな?(洒落ではない)と思うくらいに動きが機械的だった。
そうやって行動や感情を抑えて育ってきたからなのか、かシシィへの愛し方もどうすればいいのか分からない不器用な男ってイメージだった。
最後、シシィが刺される時に顔を両手で覆っていた田代フランツは、佐藤フランツとはまた別の意味で可哀想に見えた。
おひげ姿もすてき。
 
ルドルフ/古川雄大
「儚い」という言葉がぴったりの美青年皇太子。眼福。
 
ゾフィー/剣 幸
「冷静に、冷酷に」がそのままの威厳ある皇太后。
ちょうど観劇日が剣さんの千秋楽だったので、カーテンコールの最後に挨拶があったのだけれど、そこで松也氏を見て笑うお姿は大変可愛らしかったです。
這うような低い歌声につい背筋が田代フランツのようにピンと伸びた。
 
ルイジ・ルキーニ/尾上松也
城田トートと尾上ルキー二は、お互い干渉はしないって感じの関係に見えた。
カーテンコールでキッチュ!に合わせてノる松也さんと剣さんがとても可愛かった。
ノリノリルキーニ。相変わらず良い声。
 
ルイジ・ルキーニ/山崎育三郎
山崎さんはちょっと苦手だったのだけれど、ルキー二の時は素直にとても好きだ!と思えた。
井上トートとは仲間!って感じの関係に見えた。
甘い顔をしているのに何故あんなにも歌声はセクシーなのか。
 
少年ルドルフ/大内天
大内くんの少年ルドルフは、うめき声とかを上手く使っていて本当に可哀想な感じだった。
そのせいか井上トートが来た時のキャピキャピ感が果てしなく可愛くて可愛くて仕方なかった……
 
少年ルドルフ/池田優斗
お歌が上手過ぎて惚れた。
池田くんの少年ルドルフは、大人びた子供だった。
 
トートダンサー
お尻がすてき。
 
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今回はうっかり八兵衛をやらかして花總まりさんのシシィを観ることが出来ませんでした。
来年また再演するだかなんだかの噂があるみたいなので、花總さんがシシィを演じられるなら次回こそは絶対に観に行きたい。
 
芳松と城育も観てみたかったなー。
色んな組み合わせで観に行きたくなりますね!沼!
 

ミュージカル『エリザベート』
2015年6月13日(土)~8月26日(水)@帝国劇場
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