観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

「BEFORE AFTER」(内藤大希×岡村さやか.ver)観劇【感想】

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※Twitterで呟いた感想に手を加えたまとめになります。
 
 
「BEFORE AFTER」内藤大希×岡村さやか.verを観劇。
記憶を失くした男性と変わらずその男性を愛する女性の話。
不思議なメロディとコードと、耳に慣れない新鮮な音楽に乗った優しく丁寧な歌声。
ゆっくりと丁寧に過去と今を歩く2人は素敵だった。
 
そして誰かを愛する女性は何時だって綺麗だ。
 
 

簡単なあらすじ

大きな木が立つ丘の上にベンという青年は立っていた。
そこへ後悔と悲しみと隠し切れない淡い希望を抱いてエイミーという女性が現れる。
偶然にも彼女はベンの元恋人だった。
エイミーはベンの姿を見て驚き、戸惑った。
一方のベンは彼女と別れたあと事故にあってしまい、自分の記憶を失っていた。
もちろん彼女の記憶も。
けれどエイミーはそのことに気付いていなかった(ベンが事故にあったこともエイミーは知らない)
記憶のないベンに抱きつくが、当然ベンはエイミーのことも覚えていない。
不審に思うエイミーに「自分には何も記憶がない」と離すベン。
 
それを知ったエイミーは、自分が昔の恋人だということをベンに明かさなかった。
 
一度諦めた彼との人生をもう一度やり直したい。
もしゼロからまたやり直せるのだとしたら?
 
ベンの隣に再び並ぶことを決めたエイミー。
 
そうして止まっていた過去と現在の歯車が再び動き出す……
 
 
 ***
 
※下記よりネタバレを含んだ感想になります※
 
 
2014年に日本で世界初演されたロンドン製作の完全オリジナルミュージカル。
現代用語が多いミュージカルは何だか新鮮でした。
「ダウンロードするように記憶が流れ込んでくる」の歌詞とか。現代っぽい。
 
過去と現在を行ったり来たりするお話なので、シーンが始まる前に背景の壁に過去の時は「BEFORE」、現在の時は「AFTER」と文字がライトで表示されるので分かりやすかった。
本のページを捲っていくような感覚でシーンごとに切り替わるBEFOREとAFTERはテンポも良く特に違和感も感じなかった。
 
岡村さやかさんは本当に歌声が綺麗で、感情が歌声に乗るというか、優しい歌声に更に感情が乗ってその人の気持ちが耳から伝わってくるのがとても不思議で素敵で心地が良くて、エイミーの喜びも悲しみも全部耳で感じられたような気がした。
特に女性にはエイミーに共感出来る部分がたくさんあったはず。
「これからまたゼロから始めるのよ、2人で」と歌う前向きなナンバーの岡村さんは特に綺麗だった。キラキラしていた。
ベンが思わず彼女の手を取って抱きしめるくらいの愛しさを覚えた。
 
「僕(私)よりもっと相応しい人がきっと居る(わ)」ってやり取りがベンとエイミー合わせて3回あったのだけれど、リフレインする事によって最後の「僕よりもっと相応しい人がきっと居る」「いいえ、あなたがいいのよ」の台詞が生きて2人の絆の深さをより現しているのかな?とふと。
 
内藤大希くんは、メロディが難しくて繊細な曲だからなのもあるけれど、一つ一つの音を丁寧に丁寧に渡すように歌っていたのが印象的。
たまにちょっと高音部分でブレちゃっていたけれど、オフブロードウェイ作品に彼はとてもハマると思うのでたくさん練習してたくさんミュージカルに出て欲しいなって思った。
内藤ベンの「ごめんね?」「ダメだったかな?」って言い方が無邪気で可愛かったし、全体的に明るく楽天家なベンの性格は大希くんにとてもハマっていた気がする。
初めてエイミーが泊まりに来る!ってそわそわするところなんて特に。
ちゃんと男の子してる大希くんをまともに見たの初めてな気がするよ……
 
あと海外特有のジョークも多分そのまま訳されているので面白かった。
何だか今年は完全オリジナルのミュージカルを観る機会が多い気がする。嬉しいことだ。
 
カーテンコールの挨拶にて。
内藤「〜〜ありがとうございました。岡村さん! どうですか(◉ω◉*)?」
 岡村「はい!(大希の感想に対して)完璧に出来ましたね!」
先生かww
 
どうでもいい話なのだけれど、岡村さん(の役)また頭痛持ちの訳あり彼氏か!って密かに思っていたのは内緒です。
(しあわせの詩再演が前向きなことを願いつつ)
 
これからも再演する予定があるようなので、また別のキャストで観てみたい。
 

「BEFORE AFTER」

2015年8月29日(土)

15:00/19:00 (全2回公演)

会場:吉祥寺スターパインズカフェ