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観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

ショー・ミュージカル「GEM CLUB」【感想】

ライブ・コンサート・ショー ミュージカル さ行

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「CLUB SEVEN」のDNAを受け継いだ新たなショー。
ミュージカルでありながら、ショー・スケッチが満載の新感覚ショー・ミュージカル。(公式HPより)

 
公演の発表があってから、ずっと楽しみにしていた「GEM CLUB」を観劇して来ました。
「CLUB SEVEN」好きとしても、大久保祥太郎好きとしてもこれは絶対観に行かなくては!と思っていた作品なので全力で通いました。
お蔭様で悔いはありません(財布の中身は確認しないのがセオリー)
 
原石達それぞれの個性を活かし、実力の上を目指したショーテイストのお芝居。
2幕ではCLUB SEVEN恒例のヒットメドレーもあり、相変わらず玉野さんのダンス振付は鬼畜だけれど、一瞬一瞬のどこを留めて見てもかっこいいポージーングと角度はとても素晴らしい。
 
ヒットメドレーでは、各出演者の名字1文字ずつから始まる歌詞で始まり、名前のナンバー内ではその名前の出演者が一応メインで動くのだが、そうすることで原石一人一人にきちんとスポットが当たるという良心的システムなのが非常に良かった。
CLUB SEVENではちょこちょこ登場する玉野さんも、今回のメドレーでの登場回数が少ないところを見ると、本当に若手を中心に光を当てている公演なのだなと思った。
 
そして、1幕では「SMASH」や「Moulin Rouge」などミュージカル映画の楽曲を使った歌やダンスが多く、そういう所も新しかった。
尚、GEM CLUBで使用されている曲は以下の記事にまとめてあるので良かったら合わせてどうぞ↓

 

簡単なあらすじ

オープンまであと一週間を迎えたショーハウス「GEM CLUB」。
総支配人が集めた若い才能を持った原石(GEM)達は、オーナー・総支配人・チーフマネージャー指導の元、自分たちの夢を追い求めて、日々切磋琢磨していた。
とある日、総支配人がメンバーを厳しく指導していると、そこへオーナーが新たに若い原石を持つ女性を連れてくるのだが…。
 

個々の感想

総支配人(タイガー)/玉野和紀
(広い視野と洞察力を与え、幸運を招く聖なる石)

玉野さんは毎回新しいことをしてくれるので本当に驚くばかりだ。
限界が全然見えない。凄い。そして鬼畜な振付だけれど、それがキマるとかっこいい。
タップダンスもグレードアップしていたり、思い付きの発想が凄いし「この人の限界はどこなのだろう?」と公演中は何度も思った。
きっとこのカンパニーの誰よりも心が若いに違いない。
今回、玉野さんのきゃりーぱみゅぱみゅが無いからか、メドレーに少し物足りなさを感じてしまった私は、最早ただのCLUB SEVEN中毒者だった。
玉千代ちゃんも大変可愛らしかったです。

ロードナイト/中河内雅貴
(優しさと行動力のパワーをもつ石)
大久保くんのダンスを見なければと思いつつ、その前に居ることが多かった中河内くんのダンスが素敵過ぎて、ついついよそ見をしてしまっていたGEM CLUB。
中河内くんはとても楽しそうに踊るので見ていて気持ちが良いし、ダンサー特有の綺麗なダンスにはついつい惹かれてしまう。
今回は若手による若手の為のショーということで、そのリーダー的ポジションだった彼だけれど、持ち前のリーダー気質を活かして下の若い子達を引っ張っている姿に色々と時の流れを感じた。
そして、「道化の瞳」で急遽代役として出演した時もそうだったけれど、改めて中河内くんは舞台人として、エンターテイナーとして高いポテンシャルとテクニックを持った人だなと思ったし、その負けん気でこれからの演劇界を支える一人してどんどん活躍していって欲しいと思った。
そんな私はチキンラーメンのひよこファンです。

ユークレース/相葉裕樹
(知性や寛容さをもつ石)

中河内くんと同じ、CLUB SEVENからの引き抜き?で副リーダー的ポジションで安定と安心感を提供してくれた人。
当初はイケメン枠だった気がするのに、最近はお笑い要素が強くなってきてる気がするのは気のせいだろうか?(笑)
それでも中河内くんと同様の頼もしさがあったのは間違いない。
そして、相葉くんの女装はどれもクセになるキャラばかりでズルかった。

ダイオプサイド/植原卓也
(穏やかな心を保つことを助ける石)

スタイリッシュイケメンなのにぽわぽわしてそうな柔らかな雰囲気にギャップを感じた人。でもキメるところはちゃんとキメる植原くん。
M1ソロで、いつも違うアプローチを仕掛けてくる彼は凄いなと思いながら毎公演見ていた。あれはまだ弟チームには出来ない技と色気だ。
キッス魂のセンターがピッタリだった。

フローライト/矢田悠祐
(無邪気な発想や思考力を高めてくれる石)

体調不良もありつつ、多分一番色々頑張ってたのは矢田くんじゃないだろうか。
他の出演者と違って圧倒的に歌もダンスも経験が少ないだろうし、それなのにCLUB SEVENの3倍辛いと言われていた今回の公演に出ていただけでも凄いと思う。
まだまだこれからの未来ある人。


スティブナイト/高橋龍輝
(耐久力、完璧、復活を象徴する石)

個性の塊が過ぎる弟チームの中でどっしりと後ろに構えて支えている印象だった高橋くん。
がっつりダンスがある公演に出る龍輝くんを見るのは初めてだったけれど、 ソーラン節などの勢いのある踊りでの彼はとても魅力的に映った。
そしてだんだんと癖になってくるピカチュウ。
アフタートークでのミッキーとジーニーのモノマネはピカイチだった。


バビントナイト/荒田至法
(粘り強さを象徴する、芯の強さをもつ石)

口を開くと不思議ちゃん全開だけれど、ダンスは基礎からやってます!てな具合の安定感がある子。
中河内くんの女装は見慣れたせいでだんだん可愛く見えてきたのだけれど、荒田くんの女装は筋肉と顔が邪魔をして全然可愛く見えなかったのがとても新鮮だった記憶が強い。
やっぱり女装は似合わないのが一番かわいいと思います。

私はジャニ○ズに詳しくないので全く分からなかったのだけれど、見る人が見ると動きがジャニ○ズっぽいらしい。


ゼノタイム/大久保祥太郎
(強力な「チャーム」の魅力をもつ石)

個人的に他の子と違ってソロでの歌がなかったのは残念だけれど、ダンスと芝居が満載だった大久保くん。
M1のソロがまるでレスリキー撮影のALTAR BOYZアー写みたいで格好良かったのが印象的。玉野さんの振付で踊る推しの感動再来でファンは嬉しかった。
芝居もダンスも良い意味でストイックで、そこが彼の良い所だなと思うのだけど、これからたくさん場数踏んでもっと色々出来るようになったら今よりも更に素敵で魅力的な人になるんだろうなと。
寺子屋で一番楽しそうだったのは間違いなく彼。
大久保くんの女装に違和感?がなかったのは、ああいう肉付きの女子居るよねっていう違和感のなさだと勝手に思っている。


リアルガー/渡辺崇人
(向上心と独創性を高める石)

今回のダークホース。
名前も顔も知らない子だったけれど、あまりのダンスの綺麗さと踊っている時の表情がとても魅力的だった。
挑発的な姿勢に思わず中盤から後半にかけては目で追いかけまくってしまった。
渡辺2:50が舞う前に「はい、行きまーす」って言ってから舞い始めるのはズルかった。
M1リプライズでの渡辺くんのジャンプがとても好きだった思い出。
うっかり落ちかけたのでミュージカル界隈での出演、凄く待ってます。


モルガナイト/石川新太
(精神的安定感を高める石)

恐らくSHOW CASE振りの石川くん。
踊る時の表情が活き活きとしていて、ついつい眺めてニコニコしてしまうチャーミングな魅力がある子。
本当に逆立ちが出来ないのか実は出来るのかはさておき、かわいく「ごめんなさい♡」ポーズをする姿にGEMの可愛い担当なんだなと。最年少ですもんね。まだ高校生だけどもう高校生になったのか…という複雑な気分(自分が老けたという意味で)
大阪千穐楽では少しだけ逆立ちが出来るようになっていた。
もう少し歌が聞きたかったので、次回のジャージーボイーズに期待。
アフタートークで闇広を歌う井上芳雄さんのモノマネをする石川くんは強い子だった。
微妙に似てるしその感じなの分かる…!ってなるようなクオリティでした。

ルビー/愛加あゆ
(勝利と情熱を象徴する石)

SOS.com振りの愛加さん。
ころころしたお顔がとっても可愛らしくてずっと眺めていたか。
可憐なダンスにメロメロ。
メドレー後半にて、男の子たちに混ざって娘役な声出しをしている愛加さんばかり気にしてしまったのは仕方がないと思っている。
バッドマンのテーマの時が最高に可愛くていつも見つめてしまうし、「Let me be your star」の歌い上げがとても素敵だった。
そしてアドリブ力が高く、チャレンジ精神が高めで驚いた。

チーフ(アクア)/原田優一
清らかな癒しのエネルギーをもつ石)

原田さんは歌えるし、帝国劇場の真ん中にも立っている正統派プリンス系ミュージカル俳優なのに面白いのは何故なんだろう。
玉野さんが原田さんに言った「こっちよりこっちを目指したら?」は吉野さんよりも直人さんを目指したら?って言いたかったのだろうか?


オーナー(ダイヤ)/紫吹淳
(永遠を意味する最も硬く最も有名な石)

圧倒的美脚とキャリアが光るお方。
無茶振りもアドリブもそつなくこなすお姿は流石としか言えない。
愛加さんにイタズラしてみたりヒットメドレーではトリセツを可愛らしく歌っていたり、チャーミングさも溢れる紫吹さん。
ちょっと宝塚風のダンスも見られたのが嬉しかった。

 


GEM CLUBの感想を簡単にまとめると、プロによるプロにお金を払って観る高度な文化祭みたいな楽しさがあった。
ヒット曲メドレーの「たまのそう…」ぐらいから鬼畜メドレーになっている感じもあり、演者も観る側も体力を持ってかれるし、演者が酸欠が心配になるメドレーは、こちらも酸欠になりそうになる。
ヒットメドレーの「ん」のオリジナル歌詞は、歌っている若い子達に向けた曲なんだろうなと思いながら毎度聞いていた。
「一人一人に輝くものがちゃんとあるから前を向いて自分を信じて頑張ろう?」みたいな最後の歌詞に若い子達への期待と応援を感じた。
そういう意味でも若さの輝きに当てられた公演だったように思う。
脚本も青春真っ盛り!って感じのお話で良い話だったのだけれど、全力少年で笑ってしまったのは申し訳ないなと思う。玉野節が健在で何より。

終演後、お近くの方が「これは老後の楽しみになるわ」と言っていたのを耳にした。
今の若い子達が育って、演劇界の中心になって、長くいつまでも続いてくれるような演目になるといいよなあ。
GEMは渡辺崇人くん以外全員1回は観たことのある子たちだったのだけれど、今回の公演で全員の色々な良さが分かったし、他のファンの子も他の若い子たちのことを大好きになってくれていたら嬉しいし、観に来たお偉いさん達へ、どうぞ宜しくお願いします。という気持ちでいっぱいな公演だった。

 

ショー・ミュージカル「GEM CLUB」
【公演情報】
SHOW HOUSE『GEM CLUB』
2016年3月19日(土)~4月1日(金)@日比谷・シアタークリエ
2016年4月8日(金)~10日(日)@サンケイホールブリーゼ
2016年04月11日(月)@愛知県芸術劇場 大ホール

<スタッフ>
作・演出・振付 玉野和紀

<キャスト>
玉野和紀
中河内雅貴 相葉裕樹 植原卓也 矢田悠祐
高橋龍輝 荒田至法 大久保祥太郎 渡辺崇人 石川新太
原田優一 愛加あゆ
紫吹淳

 
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