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観劇こそ我が人生

~観劇備忘録~

「石川禅ソロコンサート2016」【感想】

あ行 ライブ・コンサート・ショー

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今やミュージカル界には欠かせないベテランミュージカル俳優石川禅さんによるソロコンサートに行って参りましたよ!

前回、デビュー25周年記念として開催されたファーストソロコンサートが大好評の上、今回決まったらしい2ndソロコンサート。
前回見に行けなかったので今回こそは!とチケットをもぎ取って仕事終わりに夜公演の方を見に行ってきました。

ミュージカル俳優だからこそ、ただのコンサートではなく、ひとつひとつの歌にお芝居の要素も加わっていて、石川禅さんの魅力を余すことなく堪能出来る素晴らしいコンサートでした。
演奏・音楽監督さんが、私にとっては「恋するブロードウェイ♪」で毎度御馴染みの森俊雄さん。
馴染み深い方の音楽だったので、気楽に禅さんに集中出来たのも良かっです。


セットリストとMC覚え書き

 

時がきた「ジキル&ハイド」より

(MC)
「一番最初にこれ?!って思ったでしょう?時がきた!石川禅ソロコンサートが今年もきたぞ!って意味を込めて最初に持ってきました」

君住む街角「マイ・フェア・レディ」より
見果てぬ夢「ラ・マンチャの男」より
ありのままの私「ラ・カージュ・オ・フォール」より

(MC)
「この3つの順番は、日本初演順なんですよ。1963年のマイフェアレディ、1969年にラ・マンチャの男。そしてラ・カージュ・オ・フォールは意外と最近で1985年」
「僕、マイフェアレディとほぼ同い年です(笑)」

君のヒーロー「アリス・イン・ワンダーランド」より
あいつを見つけたら「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」より

(MC)
「君のヒーローはともかく、「あいつを見つけたら」は最近の曲ですね。有難いことに、こういう役もやらせて頂けるようになりまして。年齢的にも、ベテランと呼ばれる?域のようで。ねぇ?(笑)」

(このあとの曲を歌う前に、ジャケットを脱ぐのを忘れていたらしく、歌いだす前に「あ!」って脱ぎ出す禅さん)

「本当はここで「いや~暑いですね~」なんて言って脱ぐ予定だったんですよ」
「あ、ちょうどいいからお水も飲んじゃお♪(THE・自由)」

神よ、何故?「ミス・サイゴン」より
カフェ・ソング「レ・ミゼラブル」より
僕こそ音楽「モーツァルト!」より
私だけに「エリザベート」より

(MC)
「コンサートの醍醐味って、老若男女どんな役にも挑戦できることだと思うんですよね」
「だってシシィだってヴォルフガングだって僕には絶対に来ないし、来たら来たで危ないでしょう?(笑)」
「さっき(私だけに)のロングドーンで背中がつりました」

ミュージック・オブ・ザ・ナイト「オペラ座の怪人」より
君の歌をもう一度 「Love Never Dies」より

(MC)
「…馬鹿なこと言ってもいい? 今両足つってる(笑)そういう時はね、スポーツドリンクがいいんですって(と言いながらスポドリを飲む)」
「ひゃー!汗でびっちょびっちょ!」

メモリー「キャッツ」より
星よ「レ・ミゼラブル」より(アンコール)
人生一人ではない「回転木馬」より(アンコール)

感想

50オーバーのおじさまにこんなにもきゅんきゅんときめく日が来ようとは思いませんでした。
いや、元から大好きな俳優さんの一人なんですけど、お芝居して歌っている禅さん以外をあまり見たことがなくて、でも今回はMCから何まで禅さん節が炸裂していたので石川禅さんという人を贅沢に満喫した1時間20分という感じでした。

「時がきた」のイントロで逆光の前に立ち、かっこいいシルエットで登場した禅さん。
紺色のベストに青色のネクタイでクールに、裾の丸いロングジャケットが禅さんらしいタキシード姿が今回のお衣装。

「わぁ、(会場に人が)いっぱい♪」とるんるんなテンションで「君住む街角」を客席に下りて歩き回りながらチャーミングに歌っていたかとおもいきや、「見果てぬ夢」では一転して素敵な美声を会場中に響かせかっこよく決めた禅さん。
そして「ありのままの私」では唇をせ、健気なザザを演じながら歌う禅さんを見たところで、「これは普通のコンサートではないな…?」と気付きました。
「時がきた」や「君のヒーロー」は普通に歌っていたものの、それ以外の曲を歌っている時は瞬間的に役にも入っていて、芝居をしながら歌われていたんですよね。
「カフェソング」では青年のような雰囲気で歌ってみたり、「私だけに」ではシシィになりきってわなわなしながら歌ってみたり。
歌い終わると可愛い顔したミュージカルおじさんに戻るのだけれど、いざ曲に入るとスイッチが入ったようにその作品の雰囲気を作り上げ、その役になりきる禅さん。
その切り替えに役者としての石川禅さんも堪能することが出来ました。
コンサートを見に行ったはずなのに芝居も見た気分になりましたからね。あまりこういうコンサートをする人って見たことがない気がします。
ファン冥利に尽きるとは正にこのこと。

あと嬉しかったことは、私が禅さんを好きになったきっかけがアリス・イン・ワンダーランドのナイトだったので、久しぶりに「君のヒーロー」が聴けたこと。本編とは違い、禅さん風にフラットな歌い方で唄われていたのもまたよし。チャームポイントとかの歌詞も含めて禅さんソングだなあと改めて。
もう終始心の中で「私をジュリエットにしてええええええええええ!!!」と禅ナイトにメロメロでした。
そして、そこからの禅カーティスですよ。客席を練り歩いて指さしポーズしながらワイルドセクシーに歌い上げる姿を見れて、本編のシスターアクトを見に行けなかった私は感激です。
そんな禅さん曰く「お客さんの前を通って指さすのとかやってみたかったんだよね♪」とのこと。52歳可愛すぎか。

個人的にすごい!と鳥肌が立ったのは「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」と「君の歌をもう一度」。
可愛いおじさんなのに歌うとど迫力満点なのズルすぎやしませんか。
お水を飲む姿勢や両腕でガッツポーズしてみたりとチャーミング満載だったのに、曲が始まると何故こうも引き込まれるのか…。禅ファントムに誘われたい…。

「メモリー」を歌い終えた後、一度幕が閉まり、カーテンコールで幕が開いたと思いきや、背景には星を模したライトが光り、「星よ」を歌う禅さん。
禅さんのジャベールを見るのは初めてでした。鹿賀さんのハイドの曲をコンサートで聴いた時にも思ったのですけど、何故リアルタイムで私は禅ジャベールを見れなかったのか……とひたすら後悔すると共に、こうしてコンサートでだけでも禅さんのジャベールを体感できたことにただただ感謝したいです。

そんな感じで、見事52歳のおじさまにメロメロになって帰って参りました。
3rdコンサートも2017年の3月に決まったようで。
来年も絶対に行くぞーー!おー!(気合)


「石川禅ソロコンサート2016」
出演:石川 禅
演奏:森俊雄
日程:2016年9月1日(木)
会場:よみうり大手町ホール

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